コミュニケーションは頻度が大事=投資

働き方改革×チームビルディング

働き方改革はチームビルディングで実現!

人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

弊社では毎月1回の全社会を実施しています。

今年度は、こちらから一方的に教えるのではなく、社員たちの話す時間を増やすようにしています。

具体的には、会社目標→グループ目標→個人目標 とつなげて作成してきた個人目標について、グループ内のメンバー同士、グループ外のメンバー同士 でフィードバックしあう時間としています。
フィードバックについてはこちらを参照してください。

個人目標は、グループ目標を受けて上司から指示されたもの ではなく、グループ目標の実現に向けて、自分の得意を活かせそうなこと、やりがいを感じること、自分が成長を感じられそうなこと を自分で決めて設定しています。

そして、1年後の目標の達成した姿を描きます(文章ですが)。

合わせて、目標達成のために、身に着ける知識や技術、ツールなどを明確にして、その不足分について、どのように身に着けていくか も自分なりに決めます。

それを実行していくわけですが、月一の全社会で、その目標の実現可能性や進捗状況、遅れのリカバリー方法などについて、社員同士でフィードバックしていくことにしています。

月イチでやる理由は、目標なんてすぐ忘れてしまうから です。

年度当初に目標を決めても、せいぜい半年に一度の振り返りのときに思い出すくらいになりがちです。ということは、忘れている間は何も実行されていないということです。

実行しなければ達成しないのは明らかですから、それを避けるために月イチにしています。

 

社員同士でやる理由は、ひとつには、違う部署からもフィードバックしてもらうことで、視野を広げたい という思いです。

もう一つは、フィードバックのスキルを上げるため です。

組織の成長のためには、常に、現在地と目標とのズレを認識して修正することが必要です。

しかし、自分ではなかなかそれに気づけないので、他者からのフィードバックが必要になります。

お互いにフィードバックできる組織が、ある意味、目指す姿です。

 

フィードバックを的確にできるのは難しいです。私もできているとは言えません。

できるようになるには、トレーニングしかありません。

フィードバックの大前提として、フィードバックする相手の目標を知っている ということがあります。ですから、個人目標に対してフィードバックするというのは良い機会です。

また、トレーニングの機会 という意味では、最低でも月イチくらいは実施しないと身につかないと思います。ということで、こちらの視点からも月イチが必要です。

フィードバックされたり、したりすることで、自分自身のフィードバックスキルが向上していくと思っていますので、このスタイルをとっています。

 

しかし、月イチも全社で集まって研修をする というのは、ある意味、大変なコストと言えます。

ただ、私としては、投資 と捉えています。将来への投資。これをすることによって、人が成長し、人と人の間のことがよくなり、組織が成長していきます。

これをしなかったとき、だれが何を考えているかわからない、誰が何をやっているかわからない、その結果、組織内でのトラブルが起きる。社外的な品質、信頼を損ねる問題がおきる・・可能性があります。

先日もクライアント企業さまで、管理職向けフォローアップ研修をさせていただきましたが、そこでのアンケートでも「久しぶりに他部署の人と話せていろいろな気づきがあった」とコメントがありました。

研修中の雰囲気もだんだん活発になり、笑いもあり、意見交換も積極的になっていったように感じます。コミュニケーションは頻度が大事だと、あらためて思いました。

 

働き方改革と言われて、生産性向上の名のもとに効率化が進められています。

しかし、人に関わるところの投資を止めてしまうことは、効率化にはならないと思います。

人のアウトプットは可変ですから、そのアウトプットを向上させていくことを考えていく方がよい と思っています。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。

 

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