採用はなかなか厳しい現実(報告)
働き方改革×チームビルディング
働き方改革はチームビルディングで実現!
人が活きて業績があがる本当の働き方改革を広める
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。
弊社女子社員が産休育休に入るので、派遣という手段で対応しようかと考えていたところ、なかなか新卒採用ができていないため、中途で若手技術者を採用したい というリクエストがあり、転職エージェントを利用してトライしようということになった という話は、以前のブログで紹介しました。
今回、掲載期間が終了し、エージェントとの振り返りも終えたので、結果についてご報告します。
結論から言うと、採用できませんでした!
というよりも、応募が0件でした。
約2か月の掲載期間で、900件ほどのPVがあったようですが、詳細まで確認したのは70件弱。
サイトのシステムで「気になる」ボタンがあり、気になった場合は転職者がそれを押すのですが、それが5件しかありませんでした。
スカウト機能もあり、何十件と送ってみたのですが、未読がほとんどで、なかなか届かないという現実がありました。それこそ、最初の頃は スカウトなんて送ったらターゲットでない人からの応募にレスポンスするのに困るな なんて思っていたのですが、そんな心配は全く必要ありませんでした(笑)
もともと、応募条件として、大学の土木関係学科卒 という条件があり、エージェントからもその条件は厳しいです と言われていました。
土木技術者、特に公共事業を生業としている場合、公的資格者が所属していることや、業務責任者は有資格者であること という縛りがあります。
若手の内は、補助として活動できますが、年齢と共に資格が必要になったとき、土木関係学科卒とそれ以外とでは資格取得の難易度が全く違うという現実があります。
将来的に技術者として成長してほしい という目的での採用活動だったので、そこは譲れませんでしたが、結果的に想像通りの厳しい展開となったということです。
とはいえ、転職者リストを検索、閲覧していると、その条件に合致する人がいないわけではないので、弊社の魅力がなかったのか、見せ方が悪かったのか ということになります。
エージェントの担当者曰く、プランの問題で写真の数が少ないとか、そういったことはあるとのことでしたが、若干の影響はあるとしても、会社の魅力の問題が大きいのではないかと思います。
ワークライフバランスに取り組んできての雰囲気や社員の口コミなどが弊社のウリでしたが、大企業を希望している人には届きませんし、自分たちがウリと思っていることが、転職希望者には大したアピールにはならなかったのだと思います。
弊社程度の取組みや内容では目を引くほどではない ということでしょう。
大手は働き方改革の法令順守が始まっており、制度上は整っていることになっています。
ある意味、その程度のことは当たり前になっており、来年から適用の中小企業では、制度が整っていないということは大きなアドバンテージを取られているということを意味します。
さらに、大手の場合は、個人レベルで働きやすい(一見、魅力的にみえる)働き方の制度も整ってきています。
中小でそういう制度を整えるのは、なかなか難しい面もありますが、採用という観点からは必要な武器になるのかもしれません。
さて、弊社の採用に関する今後ですが、、、
本当の意味で働きやすい、働きがいのある会社を目指しているのですが、それが転職者に伝わるのは難しいです。
かといって、飛び道具のような制度を、既存社員を置いてきぼりにして取り入れる というのも本末転倒です。
インターンのようなことで体感してもらうのがいいかな と思いつつ、新卒市場でもテスト的に投資してみるか とか、社員と話をしているところです。
採用は、想像以上にますます厳しい現実 だとすると、今在籍している社員たちが辞めない、長く働ける会社であることは、もっと大事になってくるということですね。
もちろん、社員がさらなる成長のために辞めていくことは応援してあげたいと思っていますが、後ろ向きな理由で辞めるのは避けたいです。
大きな理由の一つが、働く会社、部署、上司との関係性だったりするので、そこは、これまで以上に気を遣いながら取り組んでいこうと思います。
会社が永続する意味 とか、社員の数が減っていはいけないのか とか、それはそれで考えている自分もいます。
それでは、今日はこの辺で。
最後までお読みくださりありがとうございます。