総力結集してますか?

働き方改革はチームビルディングで実現!

経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

先回の記事で、「働き方改革は生産性向上の手段」と書きました。

手段ということは、働き方改革が実現すると 生産性が向上する という関係です。

生産性向上 という「目的」を達成するために、働き方改革 という「手段」を実行する ということになります。

これを別の表現で言うと、「目的」と「目標」です。

つまり、「目的」を達成するために「目標」があるのですね。

 

例えば、わかりやすい例として、会社目標として1000万の売上を設定したとします。

このとき、会社目標の1000万を達成するために、製造1部と製造2部に500万ずつの目標が設定されます。

各部が目標達成すると、会社目標が達成されることになります。

注目点は、会社目標の1000万を達成するために、、、というところ。

ここでは、会社目標の1000万を達成することが、各部の目的になっています。

○○するために と表現されるとき、○○するが目的になります。

つまり、上位にとっての目標が下位にとっての目的になっている という関係です。

 

先の例を続けると、

製造1部の500万の売り上げ達成のために、製造1課250万、製造2課250万の目標が設定されます。

この場合、製造1部500万の目標は、製造1課、製造2課の目的になり、それを達成するために各課は目標達成を目指します。

そして、製造1課の250万円を達成するために、課員5人に一人当たり50万円の目標が設定されます。

このとき、製造1課250万の目標は課員にとっての目的となり、それを達成するために課員は目標達成をめざします。

こうやって、会社目標から社員目標まで、筋の通った目標設定を行っていくことが肝です。

これができると、社員からみたとき、

社員が目標達成すると→課目標達成→部目標達成→全社目標達成 となるのです。

社員一人ひとりが各自の目標達成に向かって仕事をすることが、ひいては全社目標達成に注力されていることになるのです。

これを図で表現すると以下のようになります。

逆に、社員が自分の目標の目的を理解するためには、上位の目標を知れば良いということになります。

いかがでしょうか。

御社では社員それぞれの仕事が全社目標につながっていますでしょうか。

御社の各層での目標は明確に伝わっているでしょうか。

 

わかりやすい例ということで数値で表現してみましたが、実際には数値目標だけ ということはないと思います。

そういう場合、目的に対して目標が正しいかどうか、判断が難しいこともあります。

例えば(会社の例からは外れますが)、

フルマラソンで完走する という目的があったとします。

このときの目標は何が考えられますか?

 

ある人は、まずは5km 走れるようにする  という目標を設定するかもしれません。

ある人は、ランニングスクールに通う  という目標設定かもしれません。

ある人は、いいランニングシューズを買う という目標設定かもしれません。

つまり、目的に対して、目標にはいろいろな選択肢がある ということです。

こういう場合は、冒頭に書いた「目的」と「手段」を思い出してください。

出された「目標」がその「目的」の「手段」として適切かどうか で判断するということです。

いつまでにこの目的を達成しなければならないのか、など、とりまく環境なども考慮しながら適切かどうかを判断していければよいと思います。

個人目標の設定の際には、その人の強みや得意など、リソースがあるかどうか、リソースに合っているかどうか も考慮できるといいと思います。

是非、総力を結集して会社目標達成を目指してください。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。