健康診断してますか?

働き方改革はチームビルディングで実現!

経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

健康診断してますか?

私もそうですが、ある程度年齢を重ねてくると、どこかここかが痛いとか、調子が悪い という状態になりがちです。

痛い とか、調子が悪い というのは現象ですから、原因を見極めて対処する必要があります。

腰が痛い と思っていたら、内臓だった とか、素人療法は危険です。

症状が顕在化している場合は、きちんと医者にかかって、場合によってはCTとかMRIとかを使用して診断してもらう方が確実ですね。

また、経営者ですから、万が一のことを考えて人間ドックを受診しています。

問題が顕在化していなくても、要治療 という判定をされることが多くなってきました。

そういう場合は、医者の指示に従って治療したり、期間をおいて再検査したりということになりますね。

 

では、組織のことはどうでしょう?

業績があがらない とか、社員の退職が相次いでいる とか、問題が顕在化していると、何かしらの対策を打つ必要があります。

たいていの場合は、社内で対応していると思いますが、対症療法になっていないといいですが。

複雑な問題は、こちらで書いたように顕在化している問題を解決するのではなく、根本的な問題を解決する必要があります。

それでも、目に見えないところを考えていくので、難しいこともあります。

病院でいうところのCTやMRIのようなものがあったらいいですよね。

それに対応するのが、組織診断 と言われるものです。

 

先週も書いたように、仕事にはコンテントとプロセスがあり、コンテントは目に見えるもの、プロセスは目に見えないものです。

そして、コンテントはプロセスによって形作られていきます。

ですから、プロセスが健全かどうか が重要です。

それを診断するのが、組織診断 ということになるのですが、プロセスは人と人のつながりによって生まれます。

一般的な従業員満足度調査のような、個人単位の結果からではわかりません。

そこは、人と人との間で起きていることがわかる診断である必要があります。

 

また、組織は人によって構成されている以上、社員一人一人の状況や感情によっても変化し、また、構成員が変わればプロセスが変化します。

ですから、人間ドックのように、定期的に診断し、必要があれば早めに手をうつことが必要です。

そういう意味で、最低でも年に2回。異動があればその前後などで診断できる など、必要に応じて診断できるのがベターです。

 

このように、人間の健康診断と組織の健康診断を比べて組織診断の必要性を説明してきましたが、大きな違いが一つあります。

人間の健康診断は、診断結果を医者(専門家)が確認し、見立て、解決策を示してきます。

しかし、組織診断ではそれをやらない方がいいのです。

細胞はモノを言いませんから、医者(専門家)が見立てるしかありません。

一方、社員はヒトですから、意思も感情もあります。

したがって、診断によって見える化された結果を、当の本人たちがどう感じ、どう受け止め、そしてどうしたいのか を話し合い、対話によって解決策を見つけていくことが必要です。

なぜなら、そこにルービックキューブが存在するからです。

 

では、組織診断においては専門家の見立ては不要なのか。

単純にオートマチックに出された結果だけを受けて専門家によって提案された対策に取り組むとうまくいかない可能性が大きいです。

なぜなら、人は変えられたくないからです。が、変わると決めたことには取り組みます。

ですから、自分たちで解決策を考えることが大切なのです。

そのとき、専門家は診断結果によって着眼点を持つことができるので、それをもって、組織が対話する「場」(会議など)をファシリテーションすることで効果を大きくすることが可能です。

専門家を有効活用することで、慢性的な病気から快方に向かうかもしれません。

 

なんとなく、会社がうまくいってないな と感じたり、漠然とした不安があったりする場合は、診断を受けてみるのはいかがでしょうか。

こういうサービスもやっています。

特徴は、年間使用料で診断回数は無制限で利用できるところです。

ご興味があればお問い合わせください。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。