自分を知っていますか?

最速で成果があがり、持続可能な経営=自働経営® の実現をサポートする
自働経営®ナビゲーターの梶川です。

 

先週、あるところのJCに呼んでいただいて、働き方改革についてお話する機会がありました。

働き方改革 と言っても、今回のテーマとしては、会社だけでなく、どちらかというと家族とのワークライフバランスの意味合いも多めにいただきました。

今抱えている問題として、
家族で仕事をしているのでONOFFが難しい、
仕事とプライベートのメリハリがない、
仕事、団体活動、家庭の時間がたりない、
時間の問題、優先度、
など、オーナー企業の後継者で、JCなどの団体活動をされている方にあるあるの問題があげられました。

 

話をしながら感じたことは、「今」について 問題だ と言っているのだけれども、「理想」がどうなっていたらいいか を考えたことがない ということです。

「理想」がどうなっていたらいいか がないから、「今」をどう選択したらいいかがわからない という感じにみえました。

そこで、会社や家族としての「理想の状態」を考えていただくワークをしました。

これをポジティブアプローチと言います。

 

そのうえで、参加者の皆さんが考えた「理想の状態」が独りよがりのものでないか について問いました。

会社は経営者が最終責任をとるから経営者のものであり、社員は経営者の言うことを聞くこと

とか、

夫婦だからわかっているはず

というようなマトリックスに陥っていないか を考えてもらい、私からのメッセージをお伝えしました。

私は、一人ひとりは自分の人生を生きているのであって、他人の人生を生きているのではない と思っています。

ついつい、他人を自分の人生のピースにしてしまいがち、夫婦で言えば私の決めた人生にパートナーに従って欲しい ということをやりがちです。

ですが、パートナーはパートナーの人生を歩んでいるのであり、あなたの言うことに従う必要はありません。

従いたいと思えば従うし、従いたくないと思えば従わない ということです。

会社でも、社員は経営者の言うことに従う必要はありません。

従うことに理があれば従うし、嫌なら辞めるということです。

だからこそ、お互いが大切にしていること、考えていることなどを伝え合って、そのうえでお互いの大切なものが大切になる未来を描いていくことが必要だと思います。

同じ道を歩んでいこう とそれぞれの意思によって選択されている形が、違いがありながらも調和している世界だなぁと思います。

それこそ、私もいろいろあってここにたどり着いていますから、JCのメンバーのような若い経営者であればまだまだ分かっていなくて結構だと思います。

だからこそ、お伝えしたかったのです。

 

お互いに大切なものを、お互いを尊重しながら話し合うことを 対話 と言います。

対話するために必要なことは、

自分を知る ことと、相手を知る ということです。

対話というと、ついつい相手を尊重して、傾聴して、相手を知ろう と考えますが、最近になって私が思うのは、自分を知る ことの大切さです。

先述の問題でいえば、仕事、団体活動、家庭 の時間が足りない と言った場合、そもそも自分が何を優先したいのか をわかっていないと感じました。

何か選択しているのだけれども、どうしてそれを選択しているのか に無自覚なことが多いように思います。

そこを自覚的になることで、自分がどういうことを大切にしたいと思っているのか、どういうことが嫌なのか、というようなことが明確になるので、自分というものの輪郭が明確になってきます。

そして、それをまず大切にする。

それが明確になると、生きている中でいろんなことを自分で意図して選択できるようになり、自分の人生を生きている という実感が大きくなると感じています。

自分で選択できることが自由である とも言われますが、そのためにはまず、自分の選択に自覚的になるといいと思います。

そして、自分の選択に自覚的になると、相手の選択を尊重できるようになってきます。

お互いが大切にしているものを大切にしあえる関係性ができれば、その会社や家族などはとても豊かになると思います。

そのために、まず自分を知ることが大切だと思っています。

考えていてもわからないこともありますが、他の人と話しているうちに明確になってきたりします。

社員やパートナーと対話して、あらたな自分の気づきを得られるといいと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。