働き方改革を8年続けたら一体感がなくなりました

働き方改革はチームビルディングで実現!

経営者自身のアライメントと組織のアライメントを整えることで
自然に業績があがる会社にする
現役経営者でありチームビルディングコンサルタントの梶川です。

 

報道によれば、新型コロナウイルスの第3波か ということで、専門家の提言があり、各自治体の緊急対応のステージを引き上げたり、GOTO事業の見直しがあったり と騒がしくなっています。

詳しいことはわかりませんが、会食によるクラスターで感染拡大しているようなので、弊社も年末の忘年会を中止しました。

今年はおかげさまで目標達成しそうなので、例年であれば、一泊二日の忘年会になる予定でしたが、予約もキャンセルして、社員へもその旨の展開をしたところです。

残念だけど状況をみたら仕方がない という社員や、家族状況を考えたら万が一の感染も困るのでやっても不参加の予定でした という社員もいて、反応もマチマチです。

 

年末最終日も、例年であれば家族参加で餅つきを行っていましたが、これも中止。

その代わり、何もないのは寂しいので、その予算を使って何かイベントができないか という案が社員から上がりました。

それについての意見集約が行われていましたが、それも先の忘年会の反応と同じで、マチマチです。

 

まぁ、これらは親睦に関するネタですけれども、会社の施策関係でも同じようなことになります。

いろいろな意見があって、マチマチです。

そういう意味では、いわゆる一体感があるような感じ ではないですね。

数年前の方が、やるぞ!って盛り上がっていて、一体感があるような感じだったと思います。

ですが、盛り上がりの光が強い分、影も濃かったのだろうと思います。

やりたくない少数派は声もあげられず という感じだったのではないかと。

 

今は、マチマチですが、やることがやられない ということはなく、会社の目的や目標の達成にむけて一丸になっていることは感じます。

より自然体な感じで。

逆に、これまで盛り上げる方だった社員たちは、若干白けてしまってるかもしれません。

実際に、毎月の面談でそういう心中を話してくれた社員もいました。

そういう社員には、「全員が100%満足するやり方なんてないんだから、自分がやりたいことをやりたいやり方でやればいいよ」 と伝えています。

それぞれ強みや価値観が違うのだから、会社が目指す方向と合致してさえいれば、それぞれがぞれぞれのやり方で力を発揮するやり方しかないのだろう と思います。

その過程では、合わない人とは相いれないだろうし、皆が同じように考え同じようにふるまうなんて幻想です。

そこには混沌が生じるかもしれないけれども、だからこそ、相手の発言の背景を考える対話が大事だということですね。

全く簡単ではないですが(苦笑)

 

何が言いたかったか と言いますと、最近の投稿でも書きましたが、弊社の事例を取り上げてくださることが続きました。

どうしても やったこと(取り組み)と成果 に焦点があうことになり、これは記事の主旨からすると当たり前で仕方がないことなんですが、良い、すばらしい、という内容になりがちです。

だから、働き方改革に取り組んでくださいよ ということになり、そのこと自体は私も本当にそう思っているのですが、じゃあ、1年なり2年なり取り組んだらすばらしいことになるのか というと必ずしもそうではなく。

人と組織のことは、取り組み方や取り組みのポイントははっきりしているのですが、その結果起きることは組織によってマチマチで、その要因は人がマチマチだからで、だからこそ、起きている混沌をハンドリングする日常が存在している ということを伝えたかったということです。

だからといって、取り組まなければ変わりませんし、すでに選択の決定権は経営者にはないかもしれませんが、働き方改革の一番の課題は継続性にあると考える次第です。

一方で、だからこそ、取り組みそのものが混沌とならないように、そして、継続性が担保されるように、しっかり勉強するか、よくわかっている専門家に頼むことは大事なポイントです。

 

それでは、今日はこの辺で。

最後までお読みくださりありがとうございます。